徳島県|文化と絶景が広がる四国の玄関口

徳島県|文化と絶景が広がる四国の玄関口
四国の東端に位置する徳島県は、本州と淡路島を結ぶ大鳴門橋を通じて関西圏とつながる、四国の玄関口としての役割を担っている。
徳島を代表する文化といえば、毎年夏に開催される「阿波おどり」である。
400年以上の歴史を持ち、踊る阿呆と見る阿呆が一体となって盛り上がるその熱気は、県内外から多くの観光客を惹きつけてやまない。街全体が舞台となるような活気にあふれたこの祭りは、徳島の人々の心意気と郷土愛を象徴している。
一方で、徳島は自然の美しさにも恵まれている。祖谷渓や大歩危小歩危といった深い渓谷は、切り立つ山々と清流が織りなす秘境の景観で知られ、訪れる人々に四季折々の表情を見せてくれる。特に、かずら橋は伝統的なつる製の吊り橋として人気の観光スポットとなっている。
また、鳴門海峡では渦潮が見られ、世界最大級の自然現象として国内外から注目を集めている。海と山に囲まれた徳島の地形は、アウトドアや体験型観光にも適しており、多彩な楽しみ方ができる。
伝統文化と雄大な自然が交錯する徳島県は、四国を訪れる人々にとって、心に残る入り口となる場所である。
県庁所在地
- 徳島市
主要都市
- 徳島市
- 阿南市
- 鳴門市
人口
- 約70万人
主な観光地・イベント
- 鳴門の渦潮
- 大歩危小歩危
- 阿波踊り
郷土料理
- 徳島ラーメン
- そば米雑炊
工芸品
-
大谷焼
- 阿波和紙
- 阿波正藍しじら織

眉山ロープウェイ。徳島市街と瀬戸内海を一望できる。

潮の干満が生む自然の驚異。世界最大級の渦潮が織りなす、圧巻の海のドラマ。

大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ) 四国・徳島県の渓谷美が際立つ景勝地。深いV字谷を吉野川が流れ、奇岩や急流が織りなす迫力ある絶景が楽しめる。

かずら橋 祖谷の渓谷にかかる、シラクチカズラで編まれたスリル満点の吊り橋。古の人々の知恵と自然素材が生んだ秘境の名所。

江戸時代の面影を色濃く残す脇町 うだつの風情ある町並み 。豪商の家々に立つ「うだつ」が美しい景観を形づくる。