山形県|山々とともに紡ぐ暮らしと文化

山形県|山々とともに紡ぐ暮らしと文化
山々に抱かれた山形県は、豊かな自然とともに、人々の暮らしと信仰が深く結びついてきた土地である。
古くから「出羽三山」として知られる羽黒山、月山、湯殿山は、修験道の霊場として多くの人々の信仰を集めてきた。今なお、厳かな山岳信仰の文化が受け継がれており、自然と人との共生を象徴する存在となっている。
県内には、四季折々の美しさを見せる田園風景が広がり、昔ながらの日本の原風景とも言える穏やかな時間が流れている。
春には水田に映る残雪の山、夏には緑濃い里山、秋には色づく稲穂と紅葉、冬には静寂に包まれた雪景色と、季節の変化が人々の暮らしに寄り添っている。
また、山形は日本有数の果物の産地としても知られており、特にさくらんぼはその代名詞とも言える存在である。ほかにも、ぶどうやラ・フランス、ももなど、多彩な果物が栽培されており、自然の恵みを生かした農業が地域の基盤を支えている。
自然、信仰、そして農の営みが折り重なる山形には、静かで力強い暮らしの文化が今も息づいている。
県庁所在地
- 山形市
主要都市
- 山形市
- 米沢市
- 酒田市
人口
- 約110万人
主な観光地・イベント
- 蔵王温泉
- 銀山温泉
- 花笠まつり
- 立石寺(山寺)
郷土料理
- 芋煮
- 米沢牛
- 山形そば
工芸品
- 将棋駒
- 和傘

大正ロマン漂う銀山温泉 日が暮れるとガス灯が灯り幻想的な風景が広がる

エメラルドグリーンの湖面が美しい「御釜」は蔵王のシンボルだ

秋になると河川敷では、大鍋を囲む芋煮会の光景を見ることができる

かつて松尾芭蕉も訪れた山寺(立石寺)1,015段の石段の先に絶景が広がる

山形県はさくらんぼの生産が日本一の県である