奈良県|悠久の時を感じる歴史と自然の地

奈良県|悠久の時を感じる歴史と自然の地
奈良県は、日本の歴史の原点ともいえる場所である。かつて都が置かれたこの地には、1300年の時を超えて受け継がれてきた文化や信仰が今なお息づいている。
奈良市の東大寺には世界最大級の木造建築とされる大仏殿がそびえ、奈良公園には神の使いとされる鹿が人々と共に暮らしている。その周辺には春日大社や興福寺などの歴史的建造物が点在し、古都ならではの落ち着いた風情を今に伝えている。
また、吉野山や大台ケ原などの自然豊かな山々も奈良の魅力のひとつである。とりわけ吉野は桜の名所として名高く、春には山全体が薄紅に染まり、訪れる人々を幻想的な世界へと誘う。
さらに、明日香村をはじめとする飛鳥地方には、日本最古の仏教文化や古墳が数多く残されており、考古学的な価値とともに、古代への想像力を掻き立てる地でもある。
歴史、自然、そして信仰が織りなす奈良の風景には、訪れる人の心に深い安らぎをもたらす力が息づいている。
県庁所在地
- 奈良市
主要都市
- 奈良市
- 橿原市
- 生駒市
人口
- 約130万人
主な観光地・イベント
- 東大寺
- 春日大社
- 奈良公園
- 吉野山
郷土料理
- 柿の葉寿司
- 三輪そうめん
工芸品
- 高山茶筌
- 奈良筆(ならふで)

奈良・東大寺大仏殿。世界最大級の木造建築に、高さ約15メートルの大仏が鎮座する歴史ある寺院。

奈良・興福寺。東金堂と五重塔が並ぶ、奈良時代創建の歴史ある古刹。

平城宮跡。奈良時代の都・平城京の中心部にあたる歴史的遺跡。

奈良公園。人に慣れた鹿が自由に歩く、奈良を象徴する風景。

あじさい回廊。色とりどりの紫陽花が咲き誇る、梅雨の風物詩。