青森県|りんご・ねぶた・伝統工芸で紡ぐ北国の文化

青森県|りんご・ねぶた・伝統工芸で紡ぐ北国の文化
本州最北端の青森県は、力強い文化と豊かな自然が息づく地である。
りんごの名産地として知られ、冷涼な気候が実の引き締まった果実を育てる。
また、太平洋側に位置する八戸市は、イカの水揚げ量日本一を誇る漁業の町。港には新鮮な魚介が並び、朝市では活気あふれるやりとりが繰り広げられる。
北国の厳しい気候が特徴の青森では、短い夏を謳歌する祭りや風習が色濃く残っている。中でも有名なのが、国の重要無形民俗文化財にも指定されている「ねぶた祭り」だ。夜空を焦がすような巨大な灯籠が街を練り歩き、太鼓や笛の音、そして「ラッセラー」の掛け声が響き渡る中、観客と踊り手が一体となって夏の夜を盛大に彩る。
また、冬には雪深い津軽地方で発展した「こぎん刺し」や「津軽三味線」といった伝統工芸・芸能が、地域の暮らしと誇りを支えてきた。
青森県は、自然の恵みと人々の営みが調和した、四季の移ろいを肌で感じられる場所である。その風土の中で育まれた文化や暮らしには、厳しさの中にある温かさと、人々のたくましさが静かに息づいている。
県庁所在地
- 青森市
主要都市
- 青森市
- 八戸市
- 弘前市
人口
- 約120万人
主な観光地・イベント
- 青森ねぶた祭
- 弘前城
- 十和田湖
- 奥入瀬渓流
- 白神山地(世界遺産)
郷土料理
-
八戸せんべい汁
-
いちご煮
工芸品
-
津軽こぎん刺し
-
津軽塗
- 津軽びいどろ

八甲田の樹氷 自然が作り出すアート

白神山地 美しく輝く青池

四季折々に違った姿を見せる十和田湖

「日本三大桜名所」のひとつ弘前さくらまつり

夏の夜を熱狂で包む 青森ねぶた祭り