山形県――霊山に抱かれ、四季の恵みが紡ぐ祈りと実りの地

山形県――霊山に抱かれ、四季の恵みが紡ぐ祈りと実りの地
朝靄に包まれる霊峰・出羽三山。
その神秘的な姿は、今もなお人々の信仰を集め、静かな祈りを受け止めている。
羽黒山の杉並木を歩けば、苔むした石段の先に、時の流れに守られた日本の心が息づいているように感じられる。
山形には、そんな信仰の気配と共に、自然の恵みがあふれている。
春にはさくらんぼの花が咲き、夏には紅花の畑が一面を彩る。
秋には黄金色に染まる果樹園が実りの季節を告げ、冬には銀世界のなか、しんしんと雪が降り積もる。
米沢牛の深い旨味、つや姫の豊かな香り、だしや芋煮といった素朴な郷土料理。
それらは、寒暖差の激しい風土と人々の知恵から生まれた、あたたかい山形の味。
そして、山形は映画や文学、アートの舞台としても静かな存在感を放ち続けている。
山々に囲まれた静かな土地には、人の営みと自然、そして心のゆらぎが静かに重なり合っている。
山形は、正に日本人の心の中のもうひとつのふるさとなのだ。
県庁所在地
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- 山形市
主要都市
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- 山形市
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- 酒田市
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- 米沢市
人口
- 約110万人
主な観光地・イベント
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- 蔵王温泉
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- 銀山温泉
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- 花笠まつり
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- 立石寺(山寺)
ギャラリー

大正ロマン漂う銀山温泉 日が暮れるとガス灯が灯り幻想的な風景が広がる

エメラルドグリーンの湖面が美しい「御釜」は蔵王のシンボルだ

秋になると河川敷では、大鍋を囲む芋煮会の光景を見ることができる

かつて松尾芭蕉も訪れた山寺(立石寺)1,015段の石段の先に絶景が広がる

山形県はさくらんぼの生産が日本一の県である